ＫＯＡ健康保険組合

2月9日に開催された第162回組合会において、KOA健康保険組合の2023年度予算が可決承認されましたので、その概要についてお知らせいたします。

健康保険料率は9.8％、介護保険料率は1.8％で共に据え置きとなります。

健康保険における支出は、高齢者医療制度への納付金・支援金が約6,900万円増加、また、医療費も増加傾向のため、保険給付費を2022年度当初予算と比較し約9700万円増の6億7,570万円としたため、支出総額は14億5,908万円となります。収入面では、被保険者数の増加で健康保険収入は2022年度予算と比較し1億3,700万円余り増加が見込まれますが、収入の不足分は積立金を9,000万円取り崩して繰り入れることで補うため、結果として経常収支で約8,076万円の赤字となります。

2022年度は高額な医療費を要する疾病がこれまでより多く発生しており、保険給付費は当初予算を大きく上回り約6億4,000万円となる見込みです。

今後はさらに、ＫＯＡ健保に加入する前期高齢者の医療費増加による前期高齢者納付金の増額、高齢化による後期高齢者支援金の急増が見込まれており、組合財政への影響が懸念されます。

健康保険組合では引き続き「愛のおせんしょ大作戦」でご家族も含めた健康づくりをより一層推進し、健全な財政の維持を目指します。また、各事業所とのコラボヘルス推進にも取り組んでまいります。

社員の皆さまにおかれましては、ご自身とご家族のヘルスリテラシーを高め、健康づくりに積極的に取り組むことで、医療費の適正化にご協力いただきますよう引き続きよろしくお願いいたします。