ＫＯＡ健康保険組合

2月9日に開催された第165回組合会において、KOA健康保険組合の2024年度予算が可決承認されましたので、その概要についてお知らせいたします。

健康保険料率は9.8％、介護保険料率は1.8％で共に据え置きとなります。

健康保険における支出は、高齢者医療制度への納付金・支援金が8億1,900万円と大幅に増加しました。特に前期高齢者納付金は前年度比2億1,700万円増の4億9,300万円です。これは、2024年度前期高齢者納付金を算出するもととなる2022年度におけるKOA健保に加入する前期高齢者の医療費が大変高額だった為です。

また、社員・ご家族の医療費も増加傾向にあり、保険給付費は前年度比2,100万円増の6億9,700万円としました。支出総額は16億7,761万円となります。

これらの費用を保険料収入では賄いきれないため、積立金を3億7,000万円取り崩し、繰入れをします。

経常収支は約3億5,800万円の赤字となります。

健康保険等の社会保障制度では少子高齢化により現役世代の負担が増え続けていますが、政府は全世代型で持続可能な社会保障制度への制度改正に着手したばかりで、高齢者医療制度への拠出金による健康保険組合の厳しい財政状況は続いています。KOA健保では今後も「愛のおせんしょ大作戦」でご家族も含めた健康づくりと各事業所とのコラボヘルスに取り組み、財政の健全化を目指します。

社員の皆さまには、ご自身並びにご家族のヘルスリテラシーを高め、積極的に健康づくりに取り組みより健康になることで、医療費の適正化にご協力いただきますよう引き続きよろしくお願いいたします。